リアライン・トレーニングとは

リアライン・トレーニングとは、「鍛える前に整える」という言葉に集約されます。筋力や持久力、俊敏性や協調性に対するトレーニング法は多数あり、またそれに関する研究も古くから行われてきました。そこで、「関節を整える」をテーマとしたトレーニングを新たに作る必要があると考え、「リアライン・トレーニング」に取り組んでおります。

 関節アライメントとキネマティクスを最適化するトレーニング

トレーニング理論やトレーニング科学は、筋力、持久力、バランス機能、協調性などの多数の分野に別れて研究が進んできました。その中で、関節キネマティクスを最適化するトレーニングはほとんど研究されておらず、論文も皆無に近いです。ジョイントヘルスとも共通項がありますが、関節運動を最適化することにより、関節周囲の組織への不要かつ過大なストレスを減弱し、筋力発揮の抑制が解除され、最大のパフォーマンスを発揮するための環境ができあがります。

「鍛える前に整える」という言葉に代表されるように、関節を整えることこそが、効果的かつ効率的なトレーニングを組み立てる上で最も基礎に位置づけられるべき重要な要素であると考えられます。「リアライン・トレーニング」は関節運動最適化を優先課題と位置づけて、トレーニングを組み立てる理論と方法の体系化を目指しています。

リアライン・トレーニングの対象

リアライン・トレーニングは以下のような方に必要となります。

最高のパフォーマンスを追求するアスリート
産後女性など、関節に弛みが起こりやすい方
関節に軽度の変形のある方(初期変形性関節症など)
関節を一時的に動かさなかった外傷後のリハビリ中の方
疲労骨折などオーバーユースによるスポーツ外傷を経験した方
運動経験の乏しい方

以上のように、関節を整えることはあらゆる方に必要なものと考えられます。

リアライン・トレーニングの習得

リアライン・トレーニングは種々のビデオや書籍などでも学ぶことができますが、最も確実なのはRISのリアライン・トレーナー養成カリキュラムを受講されることです。2022年度より認定制度がスタートします。

👉詳しく

リアライン・トレーニングの指導を受けるためには

リアライン・トレーニングは、スポーツチームでのウォームアップ、パーソナルトレーニング、医療機関でのリハビリなどにおいて実施されています。今後認定制度の拡大とともに、認定者および認定施設を掲載します。

👉詳しく

TOP