生理痛がひどくて20年間も薬を飲み続けたのに・・・
〜生理痛とファッシャケア〜
第3回目の対談では生理痛とファッシャケアについてお話します。結構悩んでいる方が多いテーマだと思います。
柴原は、生理痛は2ヶ月にいっぺんぐらい辛い時があります。仕事があるときは薬飲むこともあります。
山上は、子供の時は薬飲んでいて、最近はPMS(生理前症状)が目立ってきました。
この二人でもタイプが違います。痛みをまったく感じないっていう方や、分からないという方もいます。生理痛がある月・ない月があるっていう方もいれば、生理中と生理前など期間によって症状があるなど、人によって違います。その不思議な生理痛について、ちょっとチャレンジしてお話ししてみようと思います。
生理痛は俗にいう病名です。本当は月経痛・月経困難症と言って、その中に月経の時期に痛いっていう症状のことを月経痛といいます。生理痛という言い方の方が、馴染みがあるかと思います。痛み以外の不調もあるのですが、今回はお腹とか腰に感じる、よくある生理痛について絞ってお話しすることにします。
~そもそもなぜ痛むのか~
子宮自体の正常な動きの中から出るのですが、プロスタグランジンという痛みを出す物質がこの子宮の内膜で作られます。その内膜(赤ちゃんのベッドの役割)が剥がれて、妊娠しないとそのベッドを変える感じで毎月流れていきます。それが生理です。宮頸管という部分を通ります。プロスタグランジンは別に悪いものではなくて、陣痛などを始める役割や、子宮を収縮させるという大事な仕事しています。このプロスタグランジンの量とか、その収縮させる力が強すぎると痛むんじゃないかと言われています。
赤ちゃん産んだことがない方はこの子宮頸管を赤ちゃんが通ったことがないので固くて、排出する力が強いと通る時に痛むのではないかと言われています。子宮頸管の柔らかさが関係しているようです。1回赤ちゃんが通ると柔らかくなるので出産後に楽になるっていうことが調査でも出ていました。これが痛みの仕組みです。
~生理痛に対して私たちはどんなことができるか~
私たちは生理痛を楽にするためにファッシャケアを行っています。まず私たちが行っているファッシャケアがどんなものかを紹介したいと思います。前回のお腹の動画を見ていただいた方は内容が被ってしまうのですが、初めての方もいるかもしれないので簡単に説明させていただきたいと思います。
まずファッシャとは何かというところですが、筋肉の間や皮膚と脂肪組織の間なんかをつないでいる組織をファッシャと言います。一番想像しやすいのは鶏肉の皮を剥がすときに皮と身の間にある薄い膜です。それが人の体の中にもあってそれがファッシャです。ファッシャが痛みを伝えたり、筋肉の位置を悪くする原因になったりしていて、それを断ち切るっていうことをやっています。
断ち切ると言ってもハサミとかで切るという感じではなく、触る強さはとても軽くて、みかんの皮みかんを剥くくらい、ペットボトルを凹ませないくらいの優しい力と表現しています。お腹に赤ちゃんが乗っていても響かないくらいの力になります。それが、私たちが行っているファッシャケアです。
~なぜ生理痛に効果があるのか~
来月は『尿もれ』とファッシャケアの話をさせていただくのですが、尿もれに集中して治療していた女性が「そう言えば生理痛が軽くなったよ」とおっしゃっていて、実感していなかったので驚きました。
推測なのですが、膀胱と子宮は重なっていて尿ためる膀胱の後ろに子宮があって、子宮と周りの組織が引っかかってしまいます。治療として膀胱の輪郭を出すのですが、細かいこと言うと卵管とか卵巣とかそこに重なるように大きい血管や小さな血管があり、腰の神経も近くにあるので解します。その時におまけみたいな感じで、子宮も引っ張られていたのがいい位置に戻るということが起きます。
前の方の組織が引っかかっていたり引っ張られている方はお腹が痛いのかな、と思っています。腰が痛みますという方は、骨盤の中って神経がたくさんあるのですが、そちらとのくっつきが強い方は腰に感じているのかなと思っています。 くっつきが強いところに痛みが出ていて、その場所を触ると生理痛と同じような痛みとして再現できます。
施術者と困っている女性が痛みを共有できるのが、このファッシャケアの素晴らしいところです。くっついていることによる痛みを共有できる方は、比較的ファッシャケアで改善しやすいのかなと思っています。
~生理痛ケアを受けていただいた方の感想~
「外からのお腹のアプローチで、生理痛の痛みが再現されるのが一番びっくりしました。それと、私は生理痛がひどい方なのか!という発見がありました。」
「生理痛がなくなったことで気持ちが楽になったのか、気分が落ちることも少なかったです。」
「生理痛がなくなったことで気持ちが楽になったのか、気分が落ちることも少なかったです。」
「生理痛がなくなったことで気持ちが楽になったのか、気分が落ちることも少なかったです。」
「セイリ休暇を取らなくなりました。」
「痛み方が柔らかくなり寝込むことはない。セイリ中も出かけている。」
「2日目だけ薬を飲む位になった。」
こんな風に私たちが行っているファッシャケアは、病気が原因でない痛みが得意です。月経痛や月経困難症は細かく原因が分かれていて、大前提に内膜症とか子宮筋腫などの病気がない場合で、プロスタグランジンの量や程度の問題という場合は得意な分野の痛みだと経験的に思っています。
~我慢しないでファシアケア~
こんな風に私たちが行っているファッシャケアは、病気が原因でない痛みが得意です。月経痛や月経困難症は細かく原因が分かれていて、大前提に内膜症とか子宮筋腫などの病気がない場合で、プロスタグランジンの量や程度の問題という場合は得意な分野の痛みだと経験的に思っています。
こんな風に私たちが行っているファッシャケアは、病気が原因でない痛みが得意です。月経痛や月経困難症は細かく原因が分かれていて、大前提に内膜症とか子宮筋腫などの病気がない場合で、プロスタグランジンの量や程度の問題という場合は得意な分野の痛みだと経験的に思っています。
今回のテーマを話すにあたり、婦人科のお医者さん、助産師さん、薬剤師さん、ペインクリニック、漢方外来の方々にお話を伺いました。一致したのはそれぞれみんなが他のアプローチがいるということでした。うまくお薬も使っていただきたいし、お医者さんに診てもらうのが必要な方も絶対いらっしゃる。そこにファッシャケアを身体の確認として入れていただきたいなというのが今回お伝えしたいことです。
『生活が楽な時間が増えて欲しいな』と思います。
お腹が痛いとちょっとイライラしてしまうことがあると思います。痛みが楽になると気持ちに余裕ができたり、楽に過ごせる時間が増えたらいいなって思います。
もっと詳しく知りたい方へ
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■ 対談されたYouTubeビデオはこちら
■ 山上未菜子先生のファシアケアはこちらから
■ 柴原理恵先生のファシアケアはこちらから
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