肩の手術後の痛み:SLAP損傷

ジョイントヘルス

肩の手術後の痛み:SLAP損傷

 

「関節唇が損傷していますね、手術で修復しましょう。」

と言われ、手術したものの、まだ痛みが残っている

という方に、時々出会います。

 

「手術自体はうまくいっているはずなのに…」

と不安になっている方の為に、

今回は1症例をご紹介します。

 

痛みはなぜ残っているのか

 

手術したのに痛みが残っている、というお悩みは

肩関節だけに限らず膝関節にも股関節にもあるお話です。

手術では、医師の方が根本の原因となる箇所は確実に修復しています。

痛みの原因は、根本の部分ではなく、

その周囲組織、筋肉や関節包といったものの癒着が関係してくることがあります。

 

症例紹介

 

蒲田が治療した1人の方は、具体的に以下のような癒着が確認されました。

・上腕二頭筋長頭

・三角筋・三角筋下滑液包間の癒着

・肩鎖靭帯・肩峰下滑液包間の癒着

・僧帽筋上部線維・棘上筋滑液包の癒着

これらの癒着をリリースすることで、痛みはほぼ消失しました。

 

更なる痛み

 

上記を実施した上で、斜角筋間から鎖骨にかけての腕神経叢が強く緊張して圧痛が認められました。

上肢への放散痛はなかったものの、腕神経叢の過緊張による疼痛だと推測し、これに対して、

・C5-C8頚神経に対する前斜角筋リリース

・上記に対する中斜角筋リリース

を行ったところ緊張は大幅に軽減されました。

 

しかし、挙上時の鎖骨下部の痛みが残ったため、

・大胸筋と腕神経叢との癒着をリリース

・鎖骨下において腕神経叢を外側に向けてリリース

を行いました。これにより挙上時の痛みが全て消失しました。

 

この記事が少しでも痛みでお悩みの方、治療家の皆様のお役に立てればと思います。

 

 

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