ミルクをたくさん飲めない、吐き戻すときどうする? 乳児の胃の不調、寝つきの悪さ、家族の寝不足を解消する方法

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ミルクをたくさん飲めない、吐き戻すときどうする? 乳児の胃の不調、寝つきの悪さ、家族の寝不足を解消する方法

 

生まれてきたばかりの可愛いわが子。

些細なことでも

「大丈夫かな?」

「病院に行こうかな…」

と心配になってしまうママは大勢いるかと思います。

 

もしくは検診で思うように体重が増えておらず

ミルクを足してくださいね、

と言われるようなこともあるかと思います。

 

今回は、まだ1名のみですが

ミルクを十分に飲むことが出来ない、

吐き戻しが多い、

眠りが浅いといった症状のある

生後6か月の赤ちゃんの治療の経験を記事にしたいと思います。

 


 

目次

1. お母さんの悩み、赤ちゃんの様子

2. 治療

3. その日の夜の変化

4. まとめ


 

 

1.お母さんの悩み、赤ちゃんの様子

先に書いたように、生後6か月の赤ちゃんで

ミルクを十分に飲むことが出来ないというのがお母さんの心配事でした。

ミルクを十分に飲めないということで、

赤ちゃんも安心して眠れないのか、お母さんも心配で寝不足の日々が続いていました。

 

2.治療

治療と言っても、周産期の勉強会についてきた赤ちゃんに

偶然、そのような症状があるということだったので

お腹を撫でながら、試しに胃の周囲を触ってみました。

写真は赤ちゃんをみている様子です。

 

 

第一印象は、腹部の張りが強く、あれこれ組織が癒着してそうな感じでした。

 

腹横筋深部での腸間膜や胃との癒着を開放して腹壁の緊張を落とし、噴門部、胃底部、胃の後面のリリースを順次行いました。

胃の後面を触れたときには少し手で払いのける仕草がありましたが、最後まで泣かせることなくリリースを完了しました。

 

3.その日の夜の変化

その夜は、ミルクの量が40ml増え、胸郭の動きが改善して呼吸が深くなり、声量が増大。

そして、4時間連続で眠れたようです。

赤ちゃんもお母さんもゆっくり眠ることが出来て、安心したそうです。

 

4.まとめ

この経験でわかったことは、胃の癒着は0歳児にもありました。

癒着は噴門周囲、胃底部周囲、腸間膜・腹横筋、胃の後面などに認められ、

妊娠中のつわりや産後の胃の不調の方でもみられるような胃の周囲の癒着と同様でした。

 

このような内臓の癒着は解消されることなく、生涯抱え続けることになるのかもしれません。

より健康に育つために、こういったことも「癒着の医学」のテーブルに載せていきたいと思います。

 

私は赤ちゃんの治療を専門とはしていないので、

お困りの際には専門医の診療をうけることをおすすめしますが

この記事が少しでも皆様のお役に立つことを願っております。

 

 

 

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