蒲田研究室推奨「リアライン産後ケア」施設 & セラピスト

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蒲田研究室推奨「リアライン産後ケア」施設 & セラピスト

出産という大仕事を終えて、夢に描いた赤ちゃんとの生活が始まります。出産直後にはいろいろなところが痛かったり、疲労があったりと多少の不調は想定の範囲内。しかし、それが1ヶ月、3ヶ月と時間が経っても改善しなければ、さすがに不安になりますね。

不調が続くとき、「産後ケア」という言葉が思い浮かぶ方も多いことと思いますが、産後ケアとは実際どんなことを行うのか分からないという方が多いと聞きます。このように、通常よりも長く出産のダメージが続いてしまうときに、頼るべき人は「リアライン産後ケア」施設&セラピスト かもしれません。

推奨「リアライン産後ケア」施設&セラピスト

2020年8月現在の推奨施設はこちらをご覧ください。

「産後ケア」って何?

ケア(care)というのは、世話をするとか気にかけるという意味です。出産を終えると主役は赤ちゃんに移ってしまい、妊娠・出産を終えたママはどことなく脇役になってしまうことが多いのではないでしょうか? 育児を思う存分楽しみたいと思っても、ママが元気でなければ、つらいことばかりになってしまうかもしれません。赤ちゃんのケアと同じくらいにママのケアが重要なのではないでしょうか?

産後ママのからだの困りごとはいろいろあります。骨盤や腰の痛み、肩こりや首の痛み、頭痛などといった痛みのほか、尿もれや食欲不振、腹筋や骨盤底筋が上手に使えない、体型が戻らない、といったものまで様々です。もちろん、このような身体的な不調や悩みだけではなく、産後うつといった精神的なトラブルに苦しむ方も多いのです。これらをまとめてお世話できるのが「産後ケア」なのです。

病院で「産後ケア」を受けたい!

産後ケアは本来医療機関で行うのが望ましいのですが、日本の医療制度では「保険適応外」となることが多いのです。腰が痛くて整形外科に行っても、尿もれに悩んで泌尿器科に行っても、産婦人科は専門外だから、保険適応外だから、といった理由で十分な診療を行ってもらえないことが多いのです。

一方で、産後ケアに取り組みたいと思っている医師、助産師、理学療法士などの医療従事者も多いのですが、保険制度の壁がなかなか超えられずにいます。それなら自費診療にすれば?という声も聞かれますが、混合診療が認められていないので自費診療を導入しにくい状況にあります。つまり、産後ママも医療従事者も産後ケアを求めているのに、それが実現しないのが日本の現状なのです。

産後ケアはどこで受けられる?

健康保険でカバーされないことから、医療機関での産後ケアを半ばあきらめて、医療機関以外で産後ケアを行う施設が徐々に増えてきました。いわゆる「産後ケアサロン」です。健康保険を使うことができないので自費での料金設定となります。だいたいの費用の目安としては、10分あたり1000円から3000円の間(時間あたり6,000円から15,000円ほど)に設定されています。

産後ケアは医療保険ではカバーされないとはいえ、出産という大きな変化を経験したからだには医学的にいろいろな問題が隠されています。いろいろな問題の中には、著しく健康を害するような重大な問題も含まれています。例えば、骨盤の弛みに対して無理な運動を行なって、症状が悪化して何ヶ月も立てなくなる、といったことが起こり得るのです。このようなことを防ぐには、「リスク管理」ということをしっかりと理解し、実践できる医療従事者が求められます。しかし、資格によっては「開業権」が認められていません。このため、医療資格を表に出さずにパーソナルジム、ヨガスタジオ、ピラティススタジオという形態で運営されている場合が多いのです。

産後ケアを行なってくれるのは誰なの?

産後ケアを受けたい、という皆さんには産後ケアを実際に行う人のプロフィールをよく調べることが必要です。

1)医療資格者
助産師、看護師、理学療法士、作業療法士らは国家医療資格で、大学(一部は専門学校)で3年間以上のフルタイムの教育を受けたあとに国家試験に合格する必要があります。もともと病院での勤務を想定したカリキュラムとなっているので、「リスク管理」についてもみっちり勉強します。治療や運動を行う前に、まず体にとって危険がないかということを常に意識するようにトレーニングされているのです。

柔道整復師、鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師も同様に3-4年間の教育を受けたあとに国家神経に合格した人のみが名乗ることのできる資格です。整骨院や接骨院は柔道整復師という国家資格を持っている人が名乗ることのできる名称です。しかし、その資格の本来の目的は、骨折、捻挫、脱臼の応急処置に限られ、産後ケアとは必ずしも一致しません。鍼灸師、マッサージ師は「鍼灸治療院」といった施設名を使うことができます。これらの資格者は、学校等で産後ケアについての教育を受けたわけではないので、卒業後に産後ケアを勉強された方が大部分だと思われます。

2)民間資格 ほか

プロフィールに「・・・セラピスト」という資格のようなことが書いてあっても、数日間の研修を受けただけという場合も少なくありません。「整体」は、医療資格ではなく、無資格と同じ意味です。「カイロプラクティック」や「オステオパシー」などは、海外で数年間のしっかりした教育を受けたのに、日本では医療資格として認められていないものもあります。つまり、産後ケアを行なっている人は玉石混交で、中には全く医学的な知識のない人も含まれていることに注意が必要です。  

まずは、産後ケア担当者のプロフィールを調べましょう

産後ケアを受けたい、と思ったら、まずは誰が行うのかを調べましょう。病院内であっても実際に担当する人は医療資格者ではないということもあり得ます。表向きはピラティススタジオであっても、その担当者は理学療法士ということもあります。医療資格者で、卒後に何年もかけて多くの研修を受けて、十分な知識と経験を持つ方もおられます。しかし、一般の方にはこれらを見極めることが難しいのではないかと思います。

産後ケアの担当者のプロフィールを見てもその人の資質が十分なのかよくわからない、どこに行けばよいか分からない、ということがあれば当方にご相談ください(koho@realine.info)。 

蒲田和芳研究室が取り組む「リアライン産後ケア」とは?

蒲田は2018年から産後ケアに関するセミナーを開発し、「リアライン産後ケア」を受けられる施設やセラピストの育成に取り組んでいます。現在、10名ほどが登録されており、今後も増えく予定です。どのような方が登録されているのかを知っていただきたいと思います。

1)医療資格者であること
リスク管理の観点から、まずは医療資格を持っていることが前提となります。特に治療についての知識が必要になるので、資格としては理学療法士、作業療法士、柔道整復師、鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師などが多く、助産師も今後増えてくると思われます。

2)リアライン・コンセプトを理解していること
リアライン(realign)というのは、蒲田が提唱する治療理論である「リアライン・コンセプト」を指しています。これは、関節の歪みを医学的に理解し、それを実際の患者さんにおいて判定し、その結果に基づいて治療を進めていくことができる人、を意味しています。

産後ケアにおいて、妊娠中に生じた関節の弛みや歪みを正しく理解しておくことが不可欠です。「産後だから骨盤が弛んでいる」というような言葉には、精密な研究による裏付けが必要ですが、そのような裏付けを持って話ができる人は実際のところほとんどいません。リアラインを理解するということは、研究の裏付けを含めた関節の弛みや歪みについての知識を持っているということを意味しています。

3)蒲田の産後ケアを学修したこと
蒲田が講師を務めるリアライン産後ケアに関する講習を受講し、リスクや医学的な背景を含めて症状を理解し、さらにはそれを解決する具体的方法を学んだ人としています。具体的には、周産期ケア勉強会、<産前・産後>組織間リリース、<産前・産後>リアラインといった株式会社GLAB主催の勉強会、あるいは外部で蒲田が講師を務めた研修会の受講者などに限られています。

4)組織間リリース・リアライン・デバイスを活用していること
産後の不調の大部分は妊娠中に生じた癒着によって起こっています。このため、体にダメージを与えることなく、丁寧に癒着をリリースするための技術として、蒲田が考案した「組織間リリース」を使いこなせることを重視しています。また、骨盤を整えたり、足や膝の歪み対策を効果的に行うため、リアライン商品を効果的に活用できる方も登録されています。

「リアライン産後ケア」の具体的内容

「リアライン産後ケア」の対象となる症状の例を挙げます。このうち幾つかは医療機関内で治療として行うべきものもあります。医師から、「病院以外の場所で運動しなさい。」と言われた不調については、推奨施設で対応させていただきます。

※1 ご自身の不調に対応できるか否かについては、蒲田和芳研究室もしくは推奨施設・セラピストにお問い合わせください。

※2 いずれのセラピストも発展途上です。すべてのトラブルに対応できない可能性もありますが、蒲田もバックアップしながら全ての問題に丁寧に、誠実に向き合い、必要な情報や技術を身に着けて、解決に向かって最大限の努力をいたします。

 

<顔、頭、首の不調>
 ・偏頭痛
 ・眼精疲労
 ・首痛・肩こり

<授乳トラブル>
 ・授乳困難(乳腺炎)

<お腹の不調・トラブル>
 ・肋骨の動き、硬さ、変形
 ・腹筋の筋力低下、機能低下
 ・腹直筋離開
 ・腹筋群過緊張
 ・胃腸の不調

<骨盤内臓>
 ・膀胱下垂
 ・膀胱・子宮癒着
 ・尿もれ、頻尿
 ・生理痛
 ・便秘

<骨盤底筋>
 ・骨盤底筋機能不全

<腰、背中、骨盤の痛み> 
 ・肩甲骨周辺の痛み
 ・腰の痛み
 ・恥骨部痛
 ・仙腸関節痛
 ・その他、殿部の痛み

<下肢>
 ・むくみ
 ・静脈瘤(脚、会陰部)

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