産後のママに妊娠前のような快適なからだをプレゼントしたい!『シビレ』『痛み』『すっきりしない』『骨盤底筋の悩み』『産後の体型変化』 <対談 Vol.1 :柴原理恵 X 山上未菜子>

ウィメンズヘルス

産後のママに妊娠前のような快適なからだをプレゼントしたい! 『シビレ』『痛み』『すっきりしない』『骨盤底筋の悩み』『産後の体型変化』

 

女性ケアを中心に行っている山上未菜子先生と柴原理恵先生。

YouTubeにてテーマを決めて対談を開催しています。

その対談の内容をまとめました。是非最後までご覧ください。

 

1.ママたちの「名もなき不調」いくつ当てはまる?

 

どこに行ったらいいかわからない「不調」があったり、自分のことを後回しにしてしまうママに、私たちが女性ケアで関わっている「名もなき不調」を紹介します。まずはご自身の身体に目を向けてもらうことが不調改善の第一歩になります。

 普段女性ケアをしていて、お話を伺っていると主訴・メインになっている症状とは別に、病名にならないような、でもそれがあると困っちゃうなっていう不調をいくつか抱えていたりする人に多く出会います。諦めちゃったり、それが不調と気づいていなかったりして。忙しくて自分のこと後回しにしてしまうママに、まず自分の身体に目を向けてもらうことが、改善していく第一歩になるのかなと思い、第一回目は“ママたちの「名もなき不調」いくつ当てはまる?”というテーマにしました。


2.名もなき不調をざっくり『シビレ』『痛み』『すっきりしない』『骨盤底筋の悩み』『産後の体型変化』に分けて追っていきます。

 まずは『シビレ』から。腰痛で来られて、足の付け根やお尻などに「実は感覚がないんですよね」とかシビレがあるという訴えを聞くことがあります。これらが腰の症状と関係がある場合もあるし、意外と多いなという印象があります。

 『痛み』は自覚がしやすい症状かと思います。これで来院される方が多いです。偏頭痛や腰痛、肩こりは分かりやすいと思いますが、陰部の痛みとかはやっぱり恥ずかしいので、最初に訴える方は少ないような感じがします。産後だからって諦めてしまっている方もいらっしゃいますし、少し時間が経ってからそのあたりの不調を感じる方もいます。

 『すっきりしない』は産前だったらつわりとして訴えられるのですが、妊娠を経験していない方でもムカムカしたり、炭酸が飲めないとか、思いっきりゲップできないという訴えを聞くことがあります。食後、胸のあたりを行ったり来たりする感覚があるという方もいました。生活ができないわけではないけど、ちょっと楽しめない場面があるかもしれない。そんな症状にも対応しています。

 

3.『痛み』の内容に戻ってしまうのですが、帝王切開の傷や月経痛で悩まれている方も多いです。

 まずは帝王切開の傷ですが、つっぱってしまったり時間が経っていても傷が痛くて、下着や洋服の選択肢が狭くなったりします。胸が張れないとか、綺麗な姿勢が取れない方もいました。傷によって制限が起こるということを知らない方もいます。今回はママを対象にお話しさせていただいているので、帝王切開の傷になっていますが、他のお腹の手術の痕でも同じことが起こる場合があります。腰回りの動きの悪さが意外とお腹の傷痕がくっついていたからだったというのは何度か経験があります。

 月経痛で悩んでいる方はもっと多いです。仕事ができないよりはとか、動けないよりはって、結構お薬に頼ってしまいます。薬を飲むことに罪悪感を感じている方もいらっしゃいますね。私も月経痛があるのですが、施術を受けたあとはお薬を飲まなくても大丈夫だったので気持ち的に楽でした。お腹の施術で月経前症候群(PMS)が楽になったという方もいらっしゃいました。毎月の痛みが少し楽になることで生活の質が上がると思うので、悩んでいる方には是非受けていただきたいです。

 

4.『骨盤底筋の悩み』もよく聞きます。産後の方だけじゃなく、妊娠経験者じゃなくてもいらっしゃいます。

 旅行に行けない悩みや、入浴でお湯が入ってしまって、立ったときに中に入ってしまったお湯が流れてびっくりするのがきっかけの方もいます。歩いていてプップッっていう膣の音がして、びっくりして来院された方もいました。リスクとして産後は多いですが、妊娠していない方もいらっしゃいます。治療しなければずっと続いてしまう症状ですね。

 Sex troubleは固くなって痛みが出たり、先ほどの音が出て恥ずかしいとか、産後の再開なんかも悩まれるテーマです。こういったことは恥ずかしかったりして告白するまでに時間がかかったりするのですが、ズボンの上からでも触ればわかるので、症状があるかは想像がつきます。改善していく感覚はあるので、悩まずに治療できる人たちに出会って欲しいなと思います。

 『産後の体型変化』はみんなが悩むのではないかと思います。妊娠中に赤ちゃんが育つのと一緒にお腹が大きくなります。そのときに引き伸ばされる筋肉があって、それで筋肉が効きづらくなります。腹直筋という、いわゆるシックスパックの筋肉の真ん中が伸びきって裂けてしまう、腹直筋離開という状態になってしまう人もいます。そうなると対処が必要で、裂けた筋肉を寄せる施術受けていただいてからエクササイズをすると力が入りやすくなり、動きやすく感じる方もいます。力が入るようになると体型が戻るのも早くなります。

 

5.今回お話ししたものでもたくさんありますが、私たちがまだ出会っていない「名もなき不調」がたくさんあると思います。

 ゆっくり作られた症状なので生活の中で戻ってしまうこともあると思うのですが、ヘアサロンにいくくらいの感じで会いにきてきれる方が多いです。身体が軽くなるとまた色々やってみようと、モチベーションが上がってくると思います。今回紹介した悩みは減らすお手伝いができるので、また別の子育ての悩みとかに余力を注ぐことができると思います。

 不調がなかった状態を取り戻すのを諦めないでいただきたいと思います。

■その他の対談をご覧になりたい方はこちら

 

 

もっと詳しく知りたい方へ

■ 組織間リリースを用いた治療法を学びたい方のためのオンラインセミナー(医療関係者向け) KOKOKARA.online
■ 対談されたYouTubeビデオはこちら
■ 山上未菜子先生のファシアケアはこちらから
■ 柴原理恵先生のファシアケアはこちらから

 

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP